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琉歌の修辞法 〔琉歌概説へ〕〔目次へ〕クリック |
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(1) 係り結び(「ど・・・連体形」の結び) |
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ときはなる松の かはることないさめ いつも春くれば 色どまさる |
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(2) 比喩法 |
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@直喩・・・伊集の木の花や あに清らさ咲きゆり 我も伊集のごと 真白咲かな |
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A隠喩・・・稲の穂もあらぬ 粟の穂もあらぬ やかれゆむ鳥が かかりすがり |
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歌意(わたしは稲の穂でもなく、粟の穂でもないのに、横着なにくらしい雀のような者たちが、うるさくつきまとったり、すがりついて来たりして、誠にいやでいやで仕方がない) |
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(3)対句法 |
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浦々の深さ 名護浦の深さ 名護のみやらびの 思い深さ |
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(4)縁語・掛詞 |
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及ばらぬとめば 思ひ増す鏡 影やちやうもうつち 拝みぼしやぬ |
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縁語・・・影・うつす・拝み(鏡の縁語) |
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掛詞・・・「ます」(「思いが増す」と「真澄の鏡」を掛けている |
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(5) 名所づくし(道行歌) |
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あれや本部崎 これや名護曲がり 近くなて見ゆる 城東江 |
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参考文献・引用 「波の声 風の声」 恩納商工会青年部 |
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「沖縄の文学」沖縄県高等学校障害児学校教職員組合編 |
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