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琉歌の作り方 [琉歌概説へ]・[目次へ]クリック |
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(1)琉歌の作り方は、思ったまま、感じたまま、見たまま、あるがまま、そのままを8・8・8・6の4句30音に組み入れる。 |
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(2)漢詩の構成法の起承転結の手法を琉歌にも取り入れて作る。 |
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起句・・・第1句でうたい起しの句。 |
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承句・・・第2句で、起句を承けて展開する句。 |
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転句・・・第3句で、変化させる句。 |
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結句・・・第4句で、全体を結ぶ句。 |
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(3)上句に情景、下句に心情をうたう方法。 |
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流れゆる水に 桜花うけて 色美らさあてど すくて見ちゃる |
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(4)琉歌の作り方の心得 |
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@歌は心の感動の表れであるので、スラスラと一気に読めるようにする。 |
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A「て・に・を・は」はなるべく2回以上使わない。但し、「の」(ぬと読む)と「や」はその限りではない。 |
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B「歴史的仮名遣い」にするか、「現代仮名遣い」にするかは、作者の自由である。 |
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Cできるだけ「8・8・8・6」のリズムを守る。 |
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D8は「5と3」の組み合わせ、6は「3と3」の組み合わせで奇数とすること。8を「4と4」・「6と2」、6を「4と 2」の組み合わせで偶数にすると、読みにくく、歌いにくく、三味線にのせにくい。 |
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Eなるべく漢字を多く取り入れる(意味がわかりやすくなる)。 |
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F沖縄方言の不足を補うために、和語や外来語の使用もよいが最小限にとどめる。 |
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参考文献・引用 「波の声 風の声」 恩納村商工会青年部 |
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