109 我んや白浜ぬ 枯松がやゆら 春風や吹ちん 花や咲かん 二人や春知らん 枯木心 汝ん節知らん 白梅がやゆら うぐいすや鳴ちん 咲かに花や 二人や節知らん 枯木心 二人やままならん 御縁るんやりば 浜千鳥とぅむに 語り遊ば 二人やままならん 義理ゆでむぬ 義理とぅむてぃ 御縁浜風にまかち あきよ我が思い あだがなゆら 二人やままならん 義理ゆでむぬ 
読み
作者
小宗三郎
大意
鑑賞
「白浜節」は、小宗三郎作の人情劇「浜に咲く花」の主題歌として三線にのせてうたわれる沖縄民謡である。劇の内容は、糸満の海岸に捨てられた赤子を漁師が拾い、自分の子として育てるが、長じて漁師の息子がその娘に恋をするという。義理兄弟の恋がテーマで、独特の糸満方言による涙と笑いの恋物語ととなっている。この劇は昭和16年に大阪で初めて公開されたが、戦後は沖縄各地で上演され、沖縄芝居の楽しさと感動を与え、戦後のすさんだ人々の心にやすらぎと潤いをもたらした。よって伝統芸能の継承と小宗三郎の功績を讃え歌碑を建立する(歌碑説明文より)。
節名
「白浜節」の碑
歌の分類・内容
近代の琉歌・恋の歌
琉歌碑
有り
ビデオ
有り
引用及び
参考文献
歌碑説明文

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