110 | 八重瀬見下しの 野山うち続き 空にたなびきゆる 村の霞 |
ヤイシミヲゥルシヌ ヌヤマウチツィヅィキ スゥラニタナビチュン ムラヌカスミ | |
尚育王 | |
八重瀬から見下ろすと、四方の野や山がうち続き、空にはひとむらがりの霞がたなびいて、まことにのどかな景色である。 | |
この歌は、尚育王が島尻郡を巡視する機会でもあって、その折に八重瀬岳に立ち寄り、四方の景色を見下ろした時の歌であろう。八重瀬は、東風平方面から行くと、急な坂を登らねばならないが、上は南山城に延々と続く丘陵地帯で、実に眺めのよいところ。 | |
「八重瀬見下ろし」の碑 | |
名所・土地ぼめの歌 | |
平成14年建立予定 | |
無し | |
参考文献 |
「東風平町の文化財」 東風平町教育委員会 |