111 | 結でおく契り この世ぢやでともな 変るなやう互に あの世までも |
ムスディウクチジリ クヌユジャディトゥムナ カワルナヨタゲニ アヌユマディン | |
平敷屋朝敏 | |
二人が結ぶこの固い契りは、この世だけの契りだけと思うな。あの世でも変わらない永久の契りである。 (若い二人,山戸と玉津が密会しての別れ際に「述懐節」の音曲にのせて切々と歌われる) | |
組踊り「手水の縁」のあらすじ。山戸は、花見しての帰り、髪を洗っている美しい娘の玉津に出会い、喉が乾いているので手水が欲しいと言い寄り、二人は愛を誓い合った。山戸が玉津の家に忍び入ったところを門番に見つかり二人の仲が露見する。親の許さぬ恋に陥った玉津は、知念浜で処刑されることになる。そこへ山戸が駆けつけ命乞いをする。家来は、二人のけなげな想いに打たれて密かに若い二人の命を助け、逃がしてあげる。 | |
述懐節・「手水の縁」の碑 | |
恋の歌 | |
有り | |
有り | |
参考文献 |
「ー歌碑にみるー歌・三線のふる里をたずねて」沖縄市立郷土博物館。 |