112 | くらさらぬ 忍で来やる 御門に出ぢめしやうれ 思ひ語ら |
クラサラン シヌディチャル グゥムンニンヂミショウレェ ウムイカタラ | |
平敷屋朝敏 | |
一人寂しく暮らすことに耐え切れず、ひと目を忍んで来ました。つもる思いを語りましょう。どうぞ門のところまで出てきてください。 | |
花見しての帰りに出会い、固い契りを交わした二人であるが、再会を期して山戸が恋人の玉津の家に忍んで行き、玉津を呼び出す場面で「仲風節」の音曲にのせて歌われる。「サーヨー・暮らさらぬ」と歌いだすこの歌を愛唱する人は多い。琉歌の形式は、上句八・八、下句八・六の三十字から成るが、仲風節は上句が「五・五又は七・五」の形式をとり、想いつめた恋心を歌う歌詞が多い。 | |
「手水の縁」の碑 | |
恋の歌 | |
有り | |
有り | |
参考文献 |
「ー歌碑にみるー歌・三線のふる里をたずねて」沖縄市立郷土博物館。 |