118 哀そのはた打かへす せなかより ながるるあせや 瀧つしらなみ
読み
作者
平敷屋朝敏
大意
この暑さの中で働いている,農夫の背中から,瀧のように汗が流れ落ちる姿が,気の毒である。
鑑賞
ただ今,この暑さの中で,私がもし彼であったら,どんなに苦しかったであろう。じぶんもまずしいけれども,彼の農夫に比べると,安楽な身分でまだ幸せであるという意の歌。この歌は,働く農民に労わりの心が伺えることから平敷屋タキノーの歌詞に選定された。平敷屋朝敏は,1700年首里金城村に生まれ,1734年に34歳の若さで安謝港において「八付」にされた。朝敏は薩摩支配下における苦難の時代に,士族という身分におごることなく,農民をはじめとした弱い立場の人たちに温かい眼差しを向けることの出来た沖縄近世隋一に和文学者である。彼の作品には「貧家記」「手水の縁」などがある。
節名
平敷屋タキノーの碑
歌の分類・内容
教訓歌
琉歌碑
有り
ビデオ
無し
引用及び
参考文献
「きむたかの文化シリーズD平敷屋」勝連町教育委員会

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