122 | 越来間切にあたること 文子富里が せることや 夜なべ屋がまや とん廻て 女童一人 呼び出ぢやち・・・(1番〜10番) |
グイク(ヨー)マヂリニアテルクトゥ ティクグフサトゥガ セルクトゥヤ ヨナビヤガマヤ トゥンミグティ ミヤラビフィチュイ ユビンジャチ | |
読人知らず | |
越来間切にあった話で、村役人の書記官「富里」が夜なべをしているヤガマヤー(小屋・集会所)から可愛い娘を、出身地の山内村の毛遊びに誘い出し・・・ | |
越来節は、越来間切りで生まれた毛遊び歌で、伝承によると尚清王時代(1527〜1555)の三司官・山内昌信から三代目の子孫の富里という越来番所の書記官と大前仲宗根の一人娘真鶴との恋を歌ったものであるという。七五調の口説の形式で詠われるこの歌は、往時の若い男女の唯一の娯楽であった「毛遊び」の様子が詳しく描かれている。明治の初期に芝居にとりいれられて以来「越来ヨー」の演目で打ち組踊りの舞踊劇として演じられている。 | |
越来節(前半) | |
恋の歌 | |
有り | |
無し | |
参考文献 |
「ー歌碑にみるー歌・三線のふる里をたずねて」沖縄市立郷土博物館 |