124 天川の池に 遊ぶおしどりの おもいばのちぎり よそや知らぬ
読み
アマカワヌイチニ アスィブウシドゥイヌ ウムイバヌチジリ ユスヤシラヌ
作者
赤犬子(碑文)  本部按司朝救(標音評釈琉歌全集)
大意
天川の池に遊ぶ仲のよいおしどりのように、二人で交わした深い契りは、他の人は誰も知らない・・・。
鑑賞
比謝橋を渡り、那覇へ向かってまっすぐ行くと戦前まで石を敷き詰めた幅1間ほどの坂道があり、俗に天川坂(天川ビラ)と言った。その登り口の東側、カシタ山ふもとのンブガーの西隣に、直系2尺ぐらいの円筒形に積み上げられた井戸が天川〔天井戸(アマカー)〕と言われた。樹木がうっそうと繁茂し、樹木がうっそうと繁茂し、その側を流れる比謝川で遊浴する雌雄のおしどりを見て、比謝川と天川井戸を結びつけて、約450年前、赤犬子が詠んだという。
節名
天川節
歌の分類・内容
恋の歌
琉歌碑
有り
ビデオ
無し
引用及び
参考文献
 「ー歌碑にみるー歌・三線のふる里をたずねて」沖縄市立郷土博物館。    「嘉手納町の文化財」嘉手納町教育委員会。

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