14 | 及ばらぬとめば 思ひ増す鏡 影やちやうもうつち 拝みぼしやぬ |
ウユバラントゥミバ ウムイマスカガミ カジヤチョンウツィチ ヲゥガミブシャヌ | |
よしやつる | |
とうてい及ばぬ身の恋と思うと、いよいよ思いは増すばかりである。せめて真澄みの鏡に面影だけでもうつして拝みたいものだ。 | |
掛詞や縁語を用いた洗練された技巧的な歌で古今集の歌を思わせる。よしやは,幼くして那覇の遊郭に身売りされ、遊女となって多くの秀歌を残した。恩納なべと共に女流歌人の双璧である。なべの歌が素朴にして自由奔放なのに対して、よしやの歌は技巧的でよく洗練され、押さえていた感情(哀傷)がほとばしり出る感がある。 | |
仲間節 | |
恋の歌 | |
無し | |
無し | |
参考文献 |
高校生のための古典副読本「沖縄の文学」沖縄県高等学校障害児学校教職員組合編 |