15 | たのむ夜やふけて おとづれもないらぬ 一人山の端の 月に向かて |
タヌムユヤフキティ ウトゥヅィリンネラン フィチュイヤマヌファヌ ルィチニンカティ | |
よしやつる | |
頼みにして待つ約束の夜はいよいよふけ行くばかりで、あの人の訪れる気配は寂としてない。ただ一人、山の端にかかる月に向かってぽつねんと座っている。 | |
真夜中の静寂の気が身に迫って来て、やるせなさと孤独に堪えている作者の姿が目の浮かぶようである。赤染衛門の「やすらはで寝なましものをさ夜ふけてかたぶくまでの月をみしかな」(後拾遺集、恋二)と発想がよく似ている。 | |
仲間節 | |
恋の歌 | |
無し | |
無し | |
参考文献 |
高校生のための古典副読本「沖縄の文学」沖縄県高等学校障害児学校教職員組合編 |