18 あはぬ夜のつらさ よそに思なちやめ 恨めても忍ぶ 恋のならひや
読み
アワンユヌツィラサ ユスニウミナチャミ ウラミティンシヌブ クイヌナレヤ
作者
与那原親方良矩
大意
逢うことのできぬ夜のつらさよ。あの人はよそに心を移してしまったのでしょうか。恨めしく思いつつも、その人のもとに忍んで行く恋するものの性の悲しさよ。
鑑賞
心変わりした人の心を恨みに思いながらも、会いに行かずに入られない恋の習いは、けだし真実であろう。作者は尚穆(1752〜1794在位)、尚温(1795〜1802在位)の両王に三司官として仕えた人で、世人から君子親方と尊敬された歌の名手である。
節名
長伊平屋節
歌の分類・内容
恋の歌
琉歌碑
無し
ビデオ
無し
引用及び
参考文献
高校生のための古典副読本「沖縄の文学」沖縄県高等学校障害児学校教職員組合編

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