24 こはでさのお月 まどまど照ゆる よそ目まどはかて 忍でいまうれ
読み
クファディサヌウツィチ マドゥマドゥティユル ユスミマドゥハカティ シヌディイモリ
作者
読人知らず
大意
くわでさに照る月は、繁っている葉の合間あい間からしか漏れ射さない。そのようによその目の合間を見はからって忍んでおいでください。
鑑賞
「こはでさのお月まどまどど照ゆる」は「よそ目まどはかて」を導き出すための序詞のはたらきをしている。この場合は、単に声調を整えるだけでなく、実景としても作者の心情を表すのによくマッチして、独特のふんい気をかもし出している。
節名
踊こはでさ節
歌の分類・内容
恋の歌
琉歌碑
無し
ビデオ
無し
引用及び
参考文献
高校生のための古典副読本「沖縄の文学」沖縄県高等学校障害児学校教職員組合編

琉歌鑑賞へ 目次へ 次の琉歌へ 前の琉歌へ