32 | 世界や暗闇か おぞむ人もをらぬ やがて開静鐘も なゆらやすが |
シケヤクラヤミカ ウズムフィトゥンヲゥラン ヤガティケジョガニン ナユラヤスィガ | |
尚こう王 | |
世の中はこのままいつまでも暗やみが続くのであろうか。やがて暁をつげる鐘も鳴るであろうのに、目をさますもの一人としていない。 | |
尚こう王(1804〜1824在位)の時代、外国船の渡来による脅威と薩摩の搾取にあって、財政は疲弊し、住民も貧困にあえぎ、人道はすたれていた。その中で、ひとりとして改革ののろしをあげるものがいないことを嘆いた歌である。 | |
風刺歌 | |
風刺歌 | |
無し | |
無し | |
参考文献 |
高校生のための古典副読本「沖縄の文学」沖縄県高等学校障害児学校教職員組合編 |