40 月や昔の 月やすが 変はていくものや 人の心
読み
ツィチヤンカシヌ ツィチヤスィガ カワティイクムヌヤ フィトゥヌククル
作者
読人知らず
大意
月は昔そのままの月であるのに、かわっていくものは、はかない人の心である。
鑑賞
心変わりした人の非情を恨む気持ちを表現して切なるものがあり、いつの世にも見られる人の悲しい姿ではある。在原業平の歌「月やあらぬ春や昔の春ならぬ我身ひとつはもとの身にして」(『古今集』巻十五)と合わせて鑑賞するとよい。
節名
仲風
歌の分類・内容
恋の歌
琉歌碑
無し
ビデオ
無し
引用及び
参考文献
高校生のための古典副読本「沖縄の文学」沖縄県高等学校障害児学校教職員組合編

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