41 あはぬ徒に 戻る道すがら 恩納岳見れば 白雲のかかる 恋しさやつめて 見ぼしやばかり
読み
アワヌイタズラニ ムドゥルミチスィガラ ウンナダキミリバ シラクムヌカカル クイシサヤツィミティ ミブシャバカリ
作者
読人知らず
大意
思う人に会えずに空しく帰るその道すがら、恩納岳を仰ぎ見ると、白雲がかかってその美しい姿は見えない。いよいよあの人への恋しさが胸につまってきて、あいたさ見たさがつのるばかりである。
鑑賞
「白雲のかかる」という表現は「恋しさやつめて」と呼応して心のうっせきした状態をうつしたものである。この歌は長歌形式であるが、次の歌とならんでそう多くはない。
節名
長歌恩納節
歌の分類・内容
恋の歌
琉歌碑
無し
ビデオ
無し
引用及び
参考文献
高校生のための古典副読本「沖縄の文学」沖縄県高等学校障害児学校教職員組合編

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