48 夕凪がまんなかなしゃよ 板戸がまや音高かれあよ 鳴らぬ戸筵の戸ゆ 下げ待ち居れよ
読み
ユウドゥリガマンナカシャユ バスヤドゥガマヤウトゥタカリアヨ ナラントゥムシルヌトゥユ サゲマチウリヨ
作者
読人知らず
大意
夕凪のときは、いとしい人よ、板戸では音が高いから、鳴らない戸を、むしろ戸を下げて待っていておくれよ。
鑑賞
人目をしのぶあう瀬を、胸をときめかして心待ちにしている気持ちを歌ったものである。夜ふけ、女の家をたずねるときの男の呼びかけの歌である。かつての地方の素朴な風俗がしのばれる。
節名
伊良部とぅがに
歌の分類・内容
宮古の歌
琉歌碑
無し
ビデオ
無し
引用及び
参考文献
高校生のための古典副読本「沖縄の文学」沖縄県高等学校障害児学校教職員組合編

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