54 | 渡久地からのぼて 花のもと辺名地 遊び健堅に 恋し崎本部 |
トゥグチカラヌブティ ハナヌムトゥヘナジ アスビケンケンニ コイシムトゥブ | |
読人知らず | |
にぎやかな港町の渡久地から、花の本辺名地に登り、それから遊びの盛んな健堅に下り、恋しい崎本部が続いて、この辺一帯花やかで、遊んで面白い所である。 | |
地名を並べただけで立派な歌になるのは、日本広しといえども沖縄だけであろう。沖縄の中でも第三紀層の良い国頭郡だけであろう。至る所土地に変化があって、人物風土もなかなか特色のある面白い所である。今度の戦争でもあまり痛めつけられないで、昔の面影の残っているのは国頭郡だけである。 | |
本部長節 | |
土地ぼめの歌 | |
無し | |
無し | |
参考文献 |
「増補 琉歌大観」 島袋盛敏 沖縄タイムス社 |