60 阿嘉のひげ水や 上にかへどふきゆる かまど小が肝やのぼりくだり
読み
アカヌヒギミジヤ ウィニカヒィドゥフキユン カマドゥグヮガチムヤ ヌブイクダイ
作者
読人知らず
大意
阿嘉のひげ水は上に吹き上げるだけであるが、かまど小の胸は波打って絶えず躍動し、心は上下して少しも休まるひまはない。
鑑賞
評判の高い阿嘉のひげ水は、上に吹き上げようが下に吹き下げようが、それほど心を引くに足るものではないが、かまど小の肝が上り下りするに至っては、心をひかれずに入られない。そのやさしく熱き血潮に燃える美しい胸には、一体いかなることを思い、いかなることを考え、肝が上り下りしているのであろうか。若い男達にとって、それが何より気がかりになる。
節名
久米阿嘉節
歌の分類・内容
恋の歌
琉歌碑
無し
ビデオ
無し
引用及び
参考文献
「増補 琉歌大観」 島袋盛敏 沖縄タイムス社

琉歌鑑賞へ 目次へ 次の琉歌へ 前の琉歌へ