69 | 汗水ゆ流ち 働ちゅる人の 心るうれしさや 與所の知ゆみ 一日に五十 百日に五貫 守てそこねるな 昔言葉 朝夕働らちょて 積ん立てる銭や 若松の盛い 年と共に 心若々と 朝夕働きば 五六十になても 二十歳 さらみ 老ゆる年忘て 育てたるなしぐわ 手墨学問も 汎く知らし 公衆の為ん 我が為ゆと思て 百勇みいさで 盡しみしょり |
アシミジユナガチ ハタラチュルヒトゥヌ ククルウリシサヤ ユシュヌシユミ イチニチニグンジュウ ヒャクニチニグクヮン マムティスクネルナ ンカシクウトゥバ アサユハタラチョティ チンタティルジンヤ ワカマツィヌムティイ トゥシトゥトゥムニ ククルワカワカトゥ アサユハタラキバ グルクジュウニナティン ハタチサラミ ユユルトゥシワシティ スダティタルナシグヮ ティシミガクムンヌ ヒルクシラシ ウマンチュヌタムン ワガタミユトゥウムティ ムムイサミイサディ チクシミショリ | |
仲本稔 | |
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「汗水節」は、「てぃんさぐの花」とともに沖縄を代表する教訓歌である。元具志頭郵便局長の仲本稔氏の作詞によるもので、曲を宮良長包がつけ、今でも多くの人々に愛唱されている。1928(昭和3年)、今上天皇御大典記念事業の一環として沖縄県労務部社会課の主唱する貯蓄奨励民謡募集に応募し当選したもので、勤労を喜び勤倹貯蓄を奨励、社会奉仕の精神をかん養し、子弟教育の重要性を説く教訓歌である。 | |
汗水節 | |
近代の琉歌 | |
有り | |
有り・有り(RBC) | |
参考文献 |
「沖縄文学碑めぐり」垣花武信・東江八十郎著 那覇出版社 |