73 大北の牡牛や なじち葉ど好ちゅる わした若者や 花ど好ちゅる
読み
ウフニシヌクティヤ ナザチャバドゥシチュル ワシタワカムヌヤ ハナドゥシチュル
作者
読人知らず
大意
大西村(読谷の古称)の強い牡牛は、なじちゃの草が大好きであるが、われわれ若者たちは美しい花(美童)が大好きである。
鑑賞
「特牛節」というと、今では御前風五節の中で最後に歌われる、北谷王子の作といわれる「常葉なる松の変わることないさめ いつも春くれば色どまさる」(常緑樹である松は、年中青々として変わることはない。毎年春がくると若返って緑の色が増す)の歌を指すようになったが、歌碑に刻まれたこの歌こそ「特牛節」の本歌。である
節名
特牛節
歌の分類・内容
恋の歌
琉歌碑
有り
ビデオ
無し
引用及び
参考文献
「沖縄文学碑めぐり」垣花武信・東江八十郎著 那覇出版社

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