82 | 与那の高ひらや 汗はてどのぼる 無蔵と二人なりば 一足なから |
ユナヌタカヒラヤ アシハティドゥヌブル ンゾトゥタイナリバ チュヒシャナカラ | |
読人知らず | |
与那の急坂は、汗を流して登るとても難儀な山道であるが、いとしい彼女となら一足で越えてしまうようなものだ。ちっとも苦にならない・・・。 | |
人間は気持ちの持ちようが大切である。心楽しければどんな難儀も難儀と感じないという子であろうか。ただこの歌は、下の句に「無蔵に思みなせば車とう原」や「無蔵と二人なれば車とう原」「無蔵つれて登る車とう原」など、さまざまな歌い方がある。 | |
与那節 | |
恋の歌 | |
有り | |
有り | |
参考文献 |
「沖縄文学碑めぐり」垣花武信・東江八十郎著 那覇出版社 |