日本人に一番多くなった肺がん
日本人の肺がんは増加の一途をたどっており、平成13年の死亡者数は昭和30年の約20倍になっています。平成10年からは、男女の合計でも胃がんを抜いてがん死亡のトップになっています。
国名 |
男性のがん死亡率 |
肺がん(男性) |
統計年 |
順位 |
死亡率 |
アメリカ |
214.6 |
1 |
69.7 |
1997 |
カナダ |
212.4 |
1 |
65.5 |
1997 |
イギリス |
275.0 |
1 |
76.0 |
1997 |
フランス |
306.8 |
1 |
72.2 |
1996 |
イタリア |
311.0 |
1 |
92.6 |
1995 |
ドイツ |
269.1 |
1 |
71.2 |
1997 |
スウェーデン |
248.1 |
2 |
40.7 |
1996 |
ロシア |
240.4 |
1 |
78.6 |
1995 |
日本 |
294.5 |
1 |
64.8 |
2001 |
肺がん死亡率の国際比較
死亡率:人口10万対
「世界保健機関年報」、「がんの統計’01」による
たばこと肺がん
肺がんは、たばこを吸う人の発生率が吸わない人に比べて高いといわれいます。たばこと肺がんの関係を示すものに「ブリックマン指数」というものがあります。これは肺がんが発症する率が非喫煙者の何倍かを示すもととなります。ブリックマン指数が400を超える人はいつは肺がんになってもおかしくないといわれています。
ブリックマン指数=1日の喫煙本数×喫煙年数
例えば、17歳から1日20本ずつ25年間(42歳)喫煙し続けると、ブリックマン指数は500となります。ブリックマン指数が400を超えているので、この人は肺がんになる可能性が極めて高いことになります。
彼の場合は、喫煙開始年齢が早いので、20歳をすぎて吸った人よりも、確率は更に約1.5倍高くなるんだ・・・・・・
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