どうして「骨粗鬆症」になるの?
カルシウム不足が招く病気だけど、原因はそれだけではない!
 骨粗鬆症は、多くの原因が複雑に関係して発症する病気なので、原因をひとつだけに決めることはできない。予防するにはこれらの原因を取り除くことが大切だ!
主な原因
栄養の偏り
カルシウムの摂取はもちろんだが、ビタミンDが不足すると、カルシウムが吸収されにくい。
日照不足
運動不足
多量のコーヒー
カフェインが尿からカルシウムの排泄を増加させる。カルシウム摂取量が十分であれば、問題なし。1日3〜4杯以上は要注意。
骨にはある程度、負荷をかけたほうが強くなる。
日光にあたると、皮下でビタミンDが合成される。ビタミンDは腸からカルシウムを吸収するために必要な物質である。
ダイエット
閉経
加齢
健康な人でも45歳ごろから、骨量は減り始める。また、年をとると骨芽細胞(骨を作る細胞)の働きも弱くなる。
女性ホルモン(エストロゲン)は、骨の形成を促進したり、カルシウムが血液中に溶け出すのを防ぐ役割をしている。閉経後はホルモンの分泌が減少するので、骨粗鬆症になりやすい。
ニコチンは腸からのカルシウムの吸収を阻害し、カルシウムを尿中に排出する。また、骨芽細胞の機能低下も引き起こす。過度の飲酒は骨量の減少につながる。
食事を減らすダイエット法は、栄養不足、特にカルシウム不足の原因になり、骨量の減少を招く。
喫煙・飲酒
加齢に伴う骨量の変化