動脈硬化が進行し、血栓ができて血管が詰まると、血液がその先へは流れにくくなります。これを「梗塞」といいます。血流の途絶えた組織や臓器は壊死します。高脂血症による動脈硬化でできる脂質プラークは、表面が薄い皮で覆われていて、とても破れやすいという特徴があります。
心臓の冠動脈が詰まると
心筋梗塞
何かの拍子でプラークが破れ、突然心筋梗塞を起こして、突然死するということも少なくありません。
例) 睡眠時間を削って仕事をした。
脳の動脈が詰まると
脳梗塞
脳の血管に動脈硬化が起り、血栓ができ、血管がつまることを「脳血栓」という。
心臓などの脳以外のところに生じた血栓が脳まで流れてきて、脳を詰まらせることを「脳塞栓」という。
肉体的にも精神的にも大きなストレスがかかった。
その他にも、足の動脈が動脈硬化によって狭くなると、歩行障害などを起こすこともあります。
動脈硬化は自覚症状のないまま進行するので、動脈硬化を症状から知るのは困難です。