　体にたまった老廃物や毒素をアナライザーという体外にある機械（人工腎臓）でろ過することを人工透析といいます。週に３回程度、病院で透析を４～５時間も、受けるようになるので、生活上の制限や神経苦痛など、日常生活に大きな影響を及ぼします。現在、人工透析になる原因の1位が糖尿病腎症です。

　県内のある病院の調査では、2000年に人工透析を導入した患者392人のうち、糖尿病患者は163人（41％）である。1997年以降は、腎炎などを上回り、人工透析の原因のトップが糖尿病になった。沖縄では全国平均よりも数年早く糖尿病が首位になっている。