痛風の94%に飲酒の習慣
アルコールを飲むと血清尿酸値が高くなる傾向がある。
中でもビールは、プリン体という物質が他のお酒より多く含まれていてこのプリン体が血清尿酸値に悪影響を与える。
プリン体の多い食品をよく食べる人に多い。
動物性たんぱく質には動物性脂肪が多く含まれている。動物性脂肪や魚介類には、プリン体が多く含まれている。また、プリン体は水に水に溶けるので、肉や魚でとったスープにも多く含まれる(とんこつラーメン、沖縄そば等)。プリン体を分解するときに、尿酸が生じるため、プリン体の多い食品を取りすぎると「高尿酸血症」になり、痛風になってしまう。
肥満者は発症率が高い。
食生活の欧米化によって「グルメ」嗜好が広がり、脂肪の摂取量が増え、それに伴い「肥満」も増えている。今まで少なかった若者や女性の痛風が増えたのも、肥満が原因と思われる。
今まで、まれにしか見られなかった女性の痛風が増えている原因は、ストレスやダイエットによる「無月経」の増加により、尿酸の排出する能力が低下したことも考えられる。
ビール 5.12mg/dl
ウィスキー 0.12mg/dl
25%焼酎 0.03mg/dl
日本酒 1.21mg/dl
ワイン 0.39mg/dl
アルコールに含まれるプリン体含有量