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琉歌の表記法と読み方 〔琉歌概説へ〕〔目次へ〕クリック |
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琉歌の表記は、「琉球方言の歴史的仮名遣い」で記されている(※琉球方言については琉球方言概説ガイセツ参照)。そのため表記法そのものに、現代国語の表記法とは違う方式が確立されている。また、読み方も琉球方言による読みをするので、表記と読み方にかなり差がある。習熟しないと簡単には読めないものである。 |
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昔、首里、那覇の士族階層の人たちは、琉歌や組踊の読みを教養の一つに課して勉強をさせたということである。 |
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琉歌の表記と読みの実例 |
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@今日のほこらしゃや なおにぎやなたてる つぼでをる花の 露きやたごと |
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キュヌフクラシャヤ ナヲゥニジャナタティル ツィブディヲゥルハナヌ ツィユチャタグトゥ |
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Aときわなる松の 変わることないさめ いつも春くれば 色どまさる |
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トゥチワナルマツィヌ カワルクトゥネサミ イツィンハルクリバ イルドゥマサル |
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B思ゆらば里前 島とまいていまうれ 島や中城 花ぬ伊舎堂 |
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ウムユラバサトゥメ シマトゥメティイモリ シマヤナカグスィク ハナヌイシャド |
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上の読み方でもわかるように、必ずしも表記された字面のとおり、読むわけではない。一字一音、二字一音,三字一音で読むのもある。またひらがなを沖縄的に特殊に読むものもある。 |
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参考文献・引用 「波の声 風の声」 恩納村商工会 青年部 |
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