古見の浦の八重岳
いつん見ぶしゃばかい
歌碑のある琉歌87
歌意
古見の浦から見る山山の素晴らしい景観よ。
竹富町

古見の浦節
八重かさひみゆしく
桜花ぶなれま
梅の花みやらび
いつん花ゆさかい
袖ふらば里之子
沈伽羅ぬ匂しおる
いつんすまる匂い
八重に重なった山山

この大自然の絶景は
実に調和の取れた自然美で
古見特有の景観である。
いつまでもいつまでもながめていたいものだ。
ぶなれーまという美女がいてその美しさが桜の花や
梅の花のように純朴で色鮮やかで

その上人情味
あふれる美女であった。ブナレーマよいつまでも
そのままの姿で美しさ若さをとどめていてほしい。
里主との別れに際しブナレーマの袖をふるごとに
里ぬしの身に染まった香ばしいジンキャラの匂いが
自分の身に漂ってしょうがない。いつまでも
いつまでも里主の思い出を心にとどめておきたい
別れという事はそんなにもつらい事でしょう。
竹富町
教育委員会資料

より