無機質は微量だけどとっても重要な働きをしています。体内には体重の約5%の量が含まれています。
おもな無機質とそのはたらき
カルシウム(Ca)
骨・歯などをつくる
血液の凝固作用に関係する
心筋の収縮作用を増やす
刺激に対する神経の感受性を落ち着かせる
酵素作用を活発化する
十分に成長しない
骨・歯が弱くなる
カルシウムを多く含む食品
煮干
干えび
牛乳
リン(P)
骨・歯などをつくる
血液Phや体液の浸透圧を調整する
補酵素となる
糖質代謝を円滑に進める
ATPなどをつくりエネルギーを蓄える
歯が弱くなる
骨折を起こしやすくなる
リンを多く含む食品
胚芽
魚
小魚
卵黄
鉄(F)
ヘモグロビンの鉄→酸素の運搬
ミオグロビン→血中の酸素を取り入れる
ヘム酵素の合成
貧血になる 疲れやすくなる
忘れっぽくなる 乳児では発育が遅れる
鉄を多く含む食品
ほうれん草
貝類
レバー
卵
ナトリウム(Na)
筋肉、神経の興奮を弱める
細胞外液の浸透圧を一定に保つよう調整する
体液のアルカリ性を保つ
筋肉の収縮や神経の興奮伝達に関わる
胆汁、腸液の材料となる
ー長期に及ぶ欠乏の場合ー
食欲は減退、筋力は脱力、倦怠、精神不安を起こす。
-急激な欠乏の場合ー
倦怠、めまい、無欲、失神、けいれんなどの状態になる
ナトリウムを多く含む食品
塩
しょうゆ
みそ
佃煮